赤信号までの残り時間や信号の色といった交通信号の情報を受け取り、その瞬間に最適な運転支援へ自動で切り替える。そんな制御技術が、実施許諾できる開放特許として登録されています。持ち主は兵庫県の株式会社ミックウェア。運転支援の”頭脳”にあたる部分を扱った1件として紹介します。
この特許でできること
仕組みの中心にあるのは、交通信号機から送られてくる情報の活用です。信号の色や、切り替わりまでの残り時間といった状況を受け取り、あらかじめ決めておいた「どんなときにどの支援を始めるか」という条件と突き合わせます。条件に合えば、減速やブレーキの制御、アイドリングストップといった支援を、状況に応じて実行する、という流れです。
ドライバーが信号を見落としたり、交差点の手前で急ブレーキを踏んだりする場面を減らすことを狙っています。特定の1機能に固定するのではなく、車種や用途に合わせて支援内容を差し替えられる、制御の”土台”として設計されているのが特徴です。
想定される活用シーン
用途としては、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムが想定されています。信号連携で交差点の安全性を高めたい自動車メーカーやサプライヤー、あるいは商用車・特定用途車の運転支援を独自に組みたい事業者にとって、制御プラットフォームの下敷きになり得る技術です。
交差点での事故リスク低減という安全面に加え、無駄な加減速を抑えることで燃費やCO2排出の改善にもつながる、という切り口も持っています。実施実績・許諾実績はいずれも「無」で、これから使い手を探している段階の特許です。
開放特許データ
- 登録者:株式会社ミックウェア(兵庫県)
- 発明の名称:運転支援装置、運転支援方法、およびプログラム
- 登録番号:特許第6178890号(権利化済)
- 公開番号:特開2016-129057(公開日 2016/7/14)
- 出願番号:特願2016-040372(出願日 2012/4/4)
- 開放特許情報番号:L2026001088(開放特許情報 登録日 2026/7/9)
- 技術分野:電気・電子/情報・通信
- 機能:制御・ソフトウェア
- 国際特許分類(IPC):G08G1/09、G08G1/16
- 特許権実施許諾:可(譲渡:否)
詳細・お問い合わせ
技術内容の詳細やライセンスの相談は、INPIT「開放特許情報データベース」から。開放特許情報番号「L2026001088」または特許番号「6178890」で検索すると本件にたどり着けます。登録者への連絡は、該当ページの「登録者への連絡はこちら」から行えます。
眠ったまま使い手を待っている技術は、まだ数多くあります。パテントリリースでは毎週1件、こうした開放特許を紹介していきます。


